発表者紹介⑧久保山幸輝さん(奈義町)

久保山さんは、小学校教師から、アフリカ南部・ザンビアでの青年海外協力隊の経験を経て、現在、奈義町で地域おこし協力隊として活動しています。

高校3年生の時、進路選択をする中で、学校行事が楽しすぎて、「これで終わるなら教師になる」との思いから、教育の道を選び小学校教師になります。3年が過ぎた頃、ふと、自分が体験していないことを子どもたちに伝えているという状況に疑問を持ち始めます。そんな時に、“青年海外協力隊 現職教員参加制度”の募集が目に留まり応募。自分のやりたい活動内容、アフリカ地域、英語圏であったことからザンビアを選びます。

ザンビアの人々と共に生活する中で最も印象的だった事は、いじめがなく、皆が友達だという事。ザンビアの人々は、植民地から独立以来72の民族がいるにも関わらず、争いが無い平和な国である事を誇りにしていました。そして、何よりも人との繋がり、家族との絆を大事にしており、『心が豊か』な人々だと久保山さんは感じます。また、まわりにあるものから遊びを創造するザンビアのこども達をみて、「モノが豊富に溢れていることが、必ずしも幸せであるとは言えない」という実感を持ち帰ります。

帰国後、家族の時間を大切にしたいとの思いから、自然豊かな奈義町へ移住。

「学校という垣根を超えた体験を通し、人と人との繋がりが持てる場を作りたい」。

・幼児(5歳以上)~小学生対象とした、毎月実施している科学実験教室と工作教室。

・お父さんと子どものミニ運動会ごっこ。

・奈義町と西粟倉村の地域おこし協力隊と共に、演劇ワークショップを通じて、子どもの意思疎通能力を養うワークショップ。

・「老いと演劇のワークショップ」をされている菅𠩤直樹さんと、「演劇的手法を活用したコミュニケーションワークショップ勉強会」。

等々

ザンビアでの経験を活かし、コロナ禍の今、何も出来ないと思うのではなく、皆が目を輝かせる体験ができるような場づくりをしています。

参考|2021.02.24|ほとせなニュース 電子機器やネットがなくても”笑顔”が溢れる ザンビアの子どもたちから学んだ「心の豊かさ」

参考|広報NAGI

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